ストロークとは?

1.ストローク

ストロークとは、英和辞典を開いてストローク(stroke)という言葉を引いてみますと、「打つこと、一突き、なでる、さする」と記されています。
どれも、接触という形で他人から得られる刺激を意味しており、「その人の存在や価値を認める・もしくは否定するための言動や働きかけ」が示されています。
私たちは誰でも、他の人々から親しみのこもった表情で挨拶されると、よい気分になります。
その上、褒められたり、感謝されたり、自分の性格や仕事ぶ りなどを高く評価されたりすると、とてもうれしく思います。
さらに、「あなたはなんと素晴らしい人なんでしょう!」などと自分の存在を高く評価されると、幸せな気持ちになるものです。

2.ストロークの種類

ストロークにはいろいろな種類がありますが、大きく分類すると、肯定的ストロークと否定的ストロークの2つに分けることができます。

肯定的ストローク

肯定的ストロークは相手に幸福感と喜びを与え、その存在に意味を感じさせます。
心の成長にとって、とても必要な要素を担います。
(動物も人間と同じ 、この肯定的ストロークを幼い頃、充分に母親から与えられたペットに関しては、その飼い主からの庇護のもと、大切なストロークとして一生涯必要な触れ合いとなります。)

否定的ストローク

否定的ストロークは、「あなたはだめだ」というメッセージを送るものです。
相手を不愉快で、ゆううつな気分にさせ、自信を失わせます。
(私たちペット カウンセラーTMのもとに来る動物でいいますと、故意の虐待以外は、飼い主さんの「厳しすぎるしつけ」からくる心身症・恐怖症などが例としてあげられます。)
これらの肯定的ストロークと否定的ストロークには「肉体的ストローク」と、「精神的ストローク」が含まれます。
また、相手の行為に対するストロークを「条件付きストローク」、相手の存在 そのものへのストロークを「無条件のストローク」と呼びます。

「条件付きの肯定的ストローク」

例えば ・母親が、小学生の息子に「100点、とれたら賢い子」とほめる ・飼い主が、犬に「座れ」ができたらご褒美をあげる

「無条件の肯定的ストローク」

これは、文字どおり「無条件」ですから、息子のテストが30点でも75点でも「よく頑張って偉いね」とほめることです。
飼い主とペットも同様に、「相手が何もしていなくても無条件で愛情を示す行為....ナデナデ...ハグハグ....」が、これにあたります。

「条件付きの否定的ストローク」

例えば 子供に「50点未満はダメな子」、 恋人に「太ったから嫌い」、飼い主が犬に「吠える」を止めさる時、吠えたら怒るなどがこれにあたります。

「無条件の否定的ストローク」

これは、文字どおり「無条件」に「嫌いだ」「見たくもない」いう完全拒否・拒絶を表します。
「いじめ」に見られる「クラス全員のシカト」 ・「相手と目も合わさない」 ・「声も聞こえない」 ・「存在を無視する」 などがこれにあたります。
また、動物でいえば「巣立ち」の時に母親が示す拒絶行為や、種によって妊娠中・子育て中に雄を拒絶する、などがこれにあたります。

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